BSスペシャル 動画 2024年6月20日
「中国最後の伝統集落」と呼ばれる雲南省のワ族の村、翁丁寨(おうていさい)。観光開発が進む中、住民は移住を余儀なくされた。揺れ動く少数民族の今を見つめる。かやぶきの高床式住居が並ぶワ族の伝統集落、翁丁寨。観光客でにぎわう今の集落は、2021年の火災のあと、建て直されたもの。運営は観光開発会社に委ねられ、住民は1、5キロ離れた新村への移住を余儀なくされた。神聖な儀式は、観光イベントの一つとなり、村民は日雇いで踊りを披露する。暮らしがよくなることを期待する村民がいる一方で、伝統文化が失われると危惧する村民もいる。開発は少数民族に何をもたらしたのか。